庭を彩るDIYコンクリート製プランターの作り方

殺風景だった庭に、自分で作ったコンクリート製のプランターを置いたら、見違えるように素敵な空間に変わりました。既製品のプランターも良いけれど、自分で作ると愛着が湧くし、何より自分の庭にぴったりのサイズやデザインで作れるのが魅力です。今回は、私が実際に作ったコンクリート製プランターの作り方を、初心者の方でも分かりやすいようにご紹介します。まず、プランターの型を用意します。私は、内側の型には使わなくなったプラスチック製のバケツを、外側の型には少し大きめのダンボール箱を使いました。内側の型と外側の型の間にコンクリートを流し込むスペースを作るので、内側の型よりも一回り大きいものを選びましょう。型枠の内側には、剥離剤としてサラダ油を薄く塗っておくと、後で型から外しやすくなります。次に、コンクリートを練ります。私は手軽なインスタントセメントを使いました。インスタントセメントに水を少しずつ加えながら、スコップでよく混ぜ合わせます。耳たぶくらいの固さが目安です。水が多すぎると強度が弱くなるので、少しずつ加えて調整しましょう。コンクリートが練り終わったら、型枠に流し込んでいきます。まず、外側の型にコンクリートを底に数センチほど敷き詰め、内側の型を中央に置きます。内側の型が浮き上がらないように、重しを乗せておくと良いでしょう。次に、内側の型と外側の型の隙間に、コンクリートを少しずつ流し込んでいきます。空気が入らないように、棒などで突きながら均等に詰めていきましょう。コンクリートを全て流し込んだら、表面をコテで平らにならします。この時、水抜き穴が必要な場合は、割り箸などを数カ所に差し込んでおきましょう。コンクリートが固まるまで、数日間乾燥させます。直射日光の当たらない、風通しの良い場所に置いておきましょう。乾燥が早すぎるとひび割れの原因になるので、表面が乾いてきたら霧吹きで水をかけるなどして、適度な湿度を保つようにします。完全に固まったら、型から取り外します。慎重に外側の型を外し、次に内側の型を外します。もし外しにくい場合は、型を軽く叩いたり、ドライヤーで温めたりすると外しやすくなります。型から取り外したら、プランターの完成です。そのまま使っても良いですが、表面をやすりで磨いたり、塗装したりすると、よりおしゃれな仕上がりになります。私は、アクリル絵の具で模様を描いてみました。自分で作ったプランターに、お気に入りの植物を植えるのは格別です。庭に置くと、手作りの温かみが感じられ、庭の雰囲気がぐっと良くなりました。コンクリートDIYは、少し手間はかかりますが、その分、完成した時の達成感は大きいです。ぜひ、あなたもオリジナルのコンクリート製プランター作りに挑戦してみてください。


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