お風呂場で虫を見かけると、多くの人がまず「チョウバエかな?」と思うかもしれません。確かにチョウバエは浴室の代表的な害虫ですが、それ以外にも様々な虫が出現する可能性があります。もし、見かけた虫が明らかにチョウバエとは違う姿をしていたら、それは一体何なのでしょうか。ここでは、チョウバエ以外に風呂場で見かける可能性のある虫をいくつかリストアップし、その簡単な特徴をご紹介します。まず、蚊やユスリカの幼虫(ボウフラ)です。排水口や浴槽の底、あるいは掃除用具を置いているバケツの中など、わずかな水たまりがあれば、そこで蚊やユスリカが産卵し、幼虫が発生することがあります。糸くずのような細長い体で、水中をクネクネと動いているのが特徴です。次に、ゴキブリも無視できません。特にチャバネゴキブリは、暖かく湿気の多い場所を好み、体が小さいため、浴室のわずかな隙間に潜んでいることがあります。クロゴキブリなども、排水口などを通じて侵入してくる可能性があります。暗い場所を好み、素早く動き回るのが特徴です。細長くて脚がたくさんある虫といえば、ムカデやヤスデも考えられます。これらは本来屋外の湿った土壌などに生息していますが、餌や湿気を求めて家の中に侵入してくることがあります。特に梅雨時期や秋雨の時期に多く見られます。ムカデは毒を持っており咬まれると非常に痛むため注意が必要です。ヤスデは毒はありませんが、不快な臭いを出すことがあります。銀色でクネクネ動く虫なら、シミ(紙魚)の可能性が高いです。暗く湿った場所を好み、カビやホコリなどを餌にします。本や壁紙を食害することもあります。小さくてピョンピョン跳ねる虫なら、トビムシかもしれません。湿気とカビを好み、大量発生することがあります。さらに、壁や天井に小さな淡褐色の虫がいたら、それはチャタテムシかもしれません。こちらも湿気とカビを好み、アレルギーの原因となることがあります。この他にも、地域や家の環境によっては、様々な種類の甲虫やハエの仲間、クモなどが迷い込んでくることも考えられます。もし、チョウバエではない見慣れない虫を風呂場で見かけたら、まずはその特徴をよく観察し、種類を特定することが対策の第一歩となります。
チョウバエじゃない謎の虫との遭遇風呂場で考えられる虫リスト
投稿者:
タグ: