冬になると布団がかゆい私の乾燥肌対策記

毎年、空気が乾燥し始める秋の終わり頃から、私を悩ませる問題があります。それは、夜、布団に入ると始まる全身のかゆみです。特にすねや腕、背中などがむずむず、チクチクしてきて、どうしても掻かずにはいられなくなります。掻いてしまうとさらにかゆみが増し、ひどい時には肌が赤くなったり、掻き傷ができてしまったり。おかげで寝つきが悪くなり、夜中に何度も目が覚めてしまうこともありました。最初はダニを疑って、布団の掃除や洗濯を徹底しましたが、症状は一向に改善しませんでした。もしかして、と思い当たったのが「乾燥」です。私はもともと乾燥肌気味で、冬場は特に肌がカサカサになりやすい体質でした。日中はボディクリームなどで保湿ケアをしていましたが、夜寝る前のケアは少し怠っていたかもしれません。そこで、本格的に乾燥対策に取り組むことにしました。まず、入浴方法を見直しました。熱すぎるお湯は皮脂を奪いすぎるため、ぬるめのお湯にゆっくり浸かるようにし、体を洗う際もナイロンタオルなどでゴシゴシ擦らず、泡で優しく洗うように心がけました。そして、お風呂上がりは時間との勝負です。体が完全に乾ききる前に、保湿力の高いボディクリームやローションを全身にたっぷりと塗るようにしました。特に乾燥しやすいすねや腕、背中は念入りにケアしました。さらに、寝室の環境も見直しました。寝ている間に肌の水分が奪われるのを防ぐため、加湿器を導入しました。湿度を50~60%程度に保つように設定し、寝る前から寝室の加湿を始めました。枕元に濡れタオルを干しておくのも、手軽ですが効果があるように感じました。これらの対策を始めてから一週間ほど経った頃でしょうか、布団に入った時のかゆみが、以前よりも明らかに軽減されていることに気づきました。もちろん、完全にゼロになったわけではありませんが、眠れないほどの強いかゆみに襲われることはなくなりました。保湿ケアと寝室の加湿、この二つの対策が私の肌に合っていたようです。冬場の布団のかゆみに悩んでいる方は、ダニだけでなく、乾燥も原因の一つとして疑ってみると良いかもしれません。私のように、適切な保湿ケアと環境整備で、不快なかゆみが改善される可能性があります。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ: