外に出ていないのに朝起きると腕や足、脇腹といった服に覆われているはずの柔らかい部分に赤い発疹と水ぶくれができており、しかも一つではなく二つセットで刺し口が見られる場合や不規則な間隔で点々と刺されている場合は、家の中に潜むイエダニやネコノミによる被害を疑う必要があります。イエダニは通常ネズミに寄生していますがネズミが死んだり巣から離れたりすると餌を求めて人間にターゲットを変え、寝具やカーペットの隙間から這い出して就寝中の人間を襲い、その唾液に含まれる抗原物質によって激しいアレルギー反応と水ぶくれを引き起こします。またペットを飼っている家庭ではネコノミが繁殖して人間を吸血するケースも多く、ノミに刺されると非常に強い痒みを伴う水ぶくれができ、その痒みは数日から数週間も続くため精神的な苦痛も相当なものになります。これらの室内害虫による水ぶくれの特徴は、一度発生すると駆除しない限り毎晩のように刺され続け、被害が家族全員に及んだり刺された痕が全身に増え続けたりすることであり、皮膚科で薬をもらって塗るだけでは根本的な解決にはなりません。対策としてはバルサンなどの燻煙剤を使用して部屋全体の殺虫を行うことはもちろんですが、発生源となっているネズミの駆除や侵入経路の封鎖、ペットへのノミ駆除薬の投与、そして布団乾燥機による寝具の熱処理と掃除機がけを徹底的に行うという総合的な環境改善が必要です。家の中という最も安心できるはずの場所で虫に刺され水ぶくれができるという事実は、住環境の衛生状態に対する警告サインでもあるため、単なる虫刺され治療にとどまらずプロの駆除業者に相談するなどして見えない同居人を一掃することが、安眠と健康な肌を取り戻すための唯一の解決策となるのです。