家に出る白い虫その正体と簡単な見分け方
家の中でふと視界に入る小さな白い点。それは一体何なのでしょうか。多くの場合、それはコナダニやチャタテムシといった種類の虫である可能性が高いです。コナダニは体長〇.三ミリメートルから〇.五ミリメートル程度と非常に小さく、高温多湿な環境を好みます。特に梅雨時や夏場に、畳やカーペット、食品庫などで大量発生することがあります。食品に発生した場合は、アレルギーの原因となることもあるため注意が必要です。肉眼では粉のように見えるため、見過ごされがちですが、よく見るとゆっくりと動いているのがわかります。一方、チャタテムシは体長一ミリメートルから二ミリメートルほどで、コナダニよりは少し大きめです。こちらも湿気を好み、カビを餌にするため、結露しやすい窓際や壁際、本棚、押し入れなどに発生しやすい傾向があります。色は白っぽいものから淡褐色まで様々ですが、家の中で見かける小さい白い虫として認識されることが多いです。これらの虫は、人体に直接的な害を与えることは少ないですが、大量発生すると不快感を与えたり、アレルギーを引き起こしたりする可能性があります。見分け方としては、大きさと動き方がポイントです。コナダニは非常に小さく動きが鈍いのに対し、チャタテムシはやや大きく、比較的活発に動き回ります。発生場所もヒントになります。食品周りならコナダニ、本棚や壁際ならチャタテムシの可能性を疑ってみると良いでしょう。これらの白い虫を見つけたら、まずは発生源の特定と環境改善が重要です。